青年の党by遊歩道

日本の政治や社会問題を自分なりの視点で見ていきます。僕自身は若干左寄りですが逆の立場からも物事を見ることは大切だと思います。議論をしていくべき。若者はもっと声を上げるべきです。

令和元年 消費増税について

今日から令和元年ですね。平成もだんだん遠い昔になっていくんだろうなあと思うとともに、この御歳まで公務に務められた上皇さまに頭の下がる思いです。私は右翼ではありませんが、上皇さまは人として尊敬しております。あの御歳で被災地や戦争の慰霊地に赴かれるのは、並大抵の人間ではできないでしょう。御自分の立場に深く悩み、苦しみながら、30年間象徴天皇としての務めを果たしてこられた上皇さまに今後は安らぎの時を過ごしていただきたいと思います。

 

さて、時代は変わって令和となりましたが、社会に対する不安や悩みは尽きませんよね。大型連休中も仕事に出向かなければならない私のような立場の人たちは、働き方改革どこ行ったんだよって感じですよね。私に至っては、休日出勤の挙句、残業代なんてかけらも出ません。どこまでもブラックですねぇ。でも、労働者の権利が低いままだから簡単に転職もできませんしね。今のところ耐えるしかなさそうです。

 

今年の目玉は何と言っても、10月の消費税の増税ではないでしょうか。10%ですよ!?私は3%の時代はちょっと記憶にありませんが、多くのみなさんは5%の時代を覚えているのではないでしょうか。だって、つい最近の話ですもん。あれから10年余りでなんと2倍!ちょっと心理的に受け入れ難い思いはありますよね。みなさんは今回の消費増税に対してどう思いますか?

 

ただ、私は消費税が上がることに関しては、手放しで賛成とは言わないまでも前向きに考えています。それは以前にも財政についてお話したように歳出は歳入の範囲で賄うべきという思いがあるからです。日本で格差が広がる中、政府は国民の最低限度の生活を守るべく、利益の再分配を図らなければならないと思うからです。

 

しかし現状、税金の使途については無駄な支出が指摘されていたり、不明瞭な支出が指摘されたりしています。森友学園の土地の売買などはその最たるものでしょう。国は、税金の使い道をもっと明瞭に公開すべきだと思うし、無駄な歳出を減らすように議論を重ねるべきだと思います。

 

また、消費増税の前にもっと上げられるものがあるんじゃないかとも思います。消費税は上げながら、法人税は下げている現状では話にならないでしょう。そして、あのウォーレン・バフェットも指摘していますが、株の利益に対する税率が20%というのはおかしいおかしいということです。富がさらに富を増やすことに対し、国が規制を強めていかなければ貧富の差は広がるばかりです。固定資産税や相続税ももっと上げられます。

 

何が言いたいかというと、生活を直撃するような税金を上げる前にもっと取るべきところがあるだろって話です。資本主義の原則に反しているからそんなことはできない?資本主義もあくまで人間が幸せに生きるための手段でしかありません。同じ時代を生きる人に格差をつけるような資本主義なら壊れてしまえばいい。あなたはどう思いますか?