青年の党by遊歩道

日本の政治や社会問題を自分なりの視点で見ていきます。僕自身は若干左寄りですが逆の立場からも物事を見ることは大切だと思います。議論をしていくべき。若者はもっと声を上げるべきです。

退職金が減っている?

先日、大切な人と喧嘩別れしました。冷静に話し合えば分かり合えたはずなのに…。どうして人間同士はすれ違うんでしょうか。お互いのことを理解しようとする気持ちが足りなかったんでしょうか。怒りや悲しみといった感情に支配されずに、相手の立場に立って冷静に話し合うことの大切さを学びました。

 

さて、今日は退職金やボーナスについて書きたいと思います。ここ数年、公務員の給料が伸びていますね。うらやましいかぎりです。公務員の労働組合などは、鼻高々と組合交渉の成果だと謳っています。経済も一応のところ好調なので、それに準じているだけとも思いますが…。

 

しかし、その裏で!退職金は大幅に減額されているのをご存知でしょうか。ここ5年で数百万円が減額されているそうです!退職金の減額については中々報道されないし、組合側の訴えもあまり聞かないのはなぜなのでしょうか。公務員の給料を減らすのは歳出削減の観点から言えば好意的にも受け取れますが、公務員の給料は指標にもなるので困る部分でもあります。

 

私たち若い世代からすれば年金も退職金も当てにならない、税金は上がる一方。その割に若い世代に還元されている実感がない(待機児童問題や大学の学費高騰など)。踏んだり蹴ったりですよね。私は終身雇用の原則が崩れようとしている今、退職金やボーナスは廃止すべきだと思います。

 

これらは労働の対価として本来支払われるべきものを毎月の給料に含めずに一度に払うというものです。もうそんなめんどくさい制度やめにしませんか?逆に言うと、ボーナスや退職金を支払わずに、公務員と同じ程度の給与しか支給していないというのは、本来支払われるべき対価を払ってないということです。これっておかしいですよね?労働者の権利はもっと守られるべきだと思います。それはパートやアルバイトでも同じです。これらのことを考えると、今の日本の最低賃金は低すぎると思います。退職金やボーナスという時代遅れの考え方を廃止してその分を支給すれば、経済ももっと活発に回るのではないでしょうか?みなさんはどう思いますか?

 

 

令和元年 消費増税について

今日から令和元年ですね。平成もだんだん遠い昔になっていくんだろうなあと思うとともに、この御歳まで公務に務められた上皇さまに頭の下がる思いです。私は右翼ではありませんが、上皇さまは人として尊敬しております。あの御歳で被災地や戦争の慰霊地に赴かれるのは、並大抵の人間ではできないでしょう。御自分の立場に深く悩み、苦しみながら、30年間象徴天皇としての務めを果たしてこられた上皇さまに今後は安らぎの時を過ごしていただきたいと思います。

 

さて、時代は変わって令和となりましたが、社会に対する不安や悩みは尽きませんよね。大型連休中も仕事に出向かなければならない私のような立場の人たちは、働き方改革どこ行ったんだよって感じですよね。私に至っては、休日出勤の挙句、残業代なんてかけらも出ません。どこまでもブラックですねぇ。でも、労働者の権利が低いままだから簡単に転職もできませんしね。今のところ耐えるしかなさそうです。

 

今年の目玉は何と言っても、10月の消費税の増税ではないでしょうか。10%ですよ!?私は3%の時代はちょっと記憶にありませんが、多くのみなさんは5%の時代を覚えているのではないでしょうか。だって、つい最近の話ですもん。あれから10年余りでなんと2倍!ちょっと心理的に受け入れ難い思いはありますよね。みなさんは今回の消費増税に対してどう思いますか?

 

ただ、私は消費税が上がることに関しては、手放しで賛成とは言わないまでも前向きに考えています。それは以前にも財政についてお話したように歳出は歳入の範囲で賄うべきという思いがあるからです。日本で格差が広がる中、政府は国民の最低限度の生活を守るべく、利益の再分配を図らなければならないと思うからです。

 

しかし現状、税金の使途については無駄な支出が指摘されていたり、不明瞭な支出が指摘されたりしています。森友学園の土地の売買などはその最たるものでしょう。国は、税金の使い道をもっと明瞭に公開すべきだと思うし、無駄な歳出を減らすように議論を重ねるべきだと思います。

 

また、消費増税の前にもっと上げられるものがあるんじゃないかとも思います。消費税は上げながら、法人税は下げている現状では話にならないでしょう。そして、あのウォーレン・バフェットも指摘していますが、株の利益に対する税率が20%というのはおかしいおかしいということです。富がさらに富を増やすことに対し、国が規制を強めていかなければ貧富の差は広がるばかりです。固定資産税や相続税ももっと上げられます。

 

何が言いたいかというと、生活を直撃するような税金を上げる前にもっと取るべきところがあるだろって話です。資本主義の原則に反しているからそんなことはできない?資本主義もあくまで人間が幸せに生きるための手段でしかありません。同じ時代を生きる人に格差をつけるような資本主義なら壊れてしまえばいい。あなたはどう思いますか?

 

 

 

 

日本の財政はこのままでいいのか?

日本政府が発行する国債の総額が1000兆円を超えたのはいつの話だったでしょうか。私が中学の頃に教科書の記述で知ったときはまだ700兆円くらいでしたね。その後財政の健全化というのは何度か耳にした気がしますが一向に負債額が減る感じはなく、むしろ膨らみ続けています。兆の次の位って何だっけってくらいもう僕らには縁のない天文学的な数字ですよね。

 

僕が政治家としてではなく、タレントとして大好きな麻生太郎大先生によると、日本の財政はこれでいいんだ、なぜなら国債はすべて円建てで中央銀行の裁量によって何とでもなるからだ、という理屈らしいです。まあ早い話が最悪の場合はハイパーインフレなり徳政令チックなものなりで何とかなる。破綻したらしたで、新しい通貨を発行してやり直せばいいって考えですね。紙幣の発行権まで持つ国家という負債者だからできる力技です。うらやましい限りですよね。

 

まあ、理屈上はそれもまあ国債の信用の裏付けになってないこともないのかなあとは思いますよ。でも、冷静に考えてください。この理屈でいくと、最後に泣くのは誰ですかね?……そうです。国債をもつ債権者のみなさんです。少なくとも、私には国債保有する人の気持ちは理解できません。そして、その余波は私たち国民にも必ず来ます。明日の食糧の確保も難しくなるかもしれない時代が来るかもしれません。

 

別に今すぐ国債の1000兆円を完済しないといけないとは言わないです。でも、このまま赤字の状態で自転車操業でやり繰りするのはまずいんじゃないの?そういう考え方はよくないんじゃないの?と言っているのです。問題を先送りにして、甘いことしか言わない政治家の姿勢が行き当たりばったりな今日の日本を作っているのではないでしょうか。家計でも収入以上の出費はしないはずです。歳入以上の歳出をしないように徹底的に財政を見直す必要があると思います。

終身雇用・年功序列の弊害

先日偉そうなことを言っておいて、1週間放置してました。社会のことを論じるよりも明日のメシを確保するのに精一杯な遊歩道です。若い人はみんな同じ思いなんじゃないですか。分かりますよ、選挙に行ってる暇なんてありませんよね。

 

国はそういうところに危機感を抱いてないんでしょうね。若い人の意見なんて出てこない方が政治がやりやすいですもんね。その結果、少子化になろうが関係ないですよね。使い捨ての外国人労働者を入れればいいですもんね。ほんとに計画性をもって政治に取り組んでる政治家というのがこの国にはいないんですよね。

 

さて、先日経団連の会長さんの発言が物議を醸しましたね。終身雇用という形の働き方はなくなるだろうと。私もその通りだと思います。それでいいんだと思います。終身雇用は労働者にとってはありがたい制度です。真面目に勤務してさえいれば生活が保障されているんですから。

 

しかし、それは経済が右肩上がりだった成長期の時代だからこそ成立したものだったんです。だからバブル崩壊後の日本で何が起こったか。正社員の終身雇用を守るために新規採用者を減らし、その分を非正規雇用でまかなうようになったんです。その結果何が起こったか。格差が広がりました。

 

もう一つ、終身雇用の弊害があります。それは年功序列の賃金制度です。今、世界でも能力給の制度が注目されています。ビジネスの世界を見ても若手の経営者はいっぱいいますよね。年の功というものを全て否定する気はありませんが、年功序列の考え方が日本社会の新陳代謝を妨げていることは疑う余地がありません。同一労働同一賃金の考え方をもっと取り入れていくべきだと思うし、経営であれ政治であれ、世の中は年寄りが動かすものという考え方から脱却すべきだと思います。

 

社会は若者の声で変えられると信じています。青年たちよ、声をあげよう。

ご挨拶~このブログを開設しようと思った理由~

はじめまして。遊歩道と申します。いつか自由に伸び伸びと生きるのが夢です。

会社のイヌとして働く忙しい日常でそんな日が来ることを願って遊歩道と名乗ることにしました。

 

私がこのブログを開設しようと思った理由として、若者の声が社会に届かない。特に、社会的・経済的に弱い立場に置かれている人たちの声が届かない。声を上げれない。そんな日本の現状に違和感、危機感を抱いたからです。

 

実はブログを開設する以前にもツイッターフェイスブックで自分なりの思いを発信してきましたが、やはりそれぞれのSNSには特性があり、これらのSNSでは特に真面目な話は敬遠される傾向にあると思いました。

 

さて、現在日本は安倍政権が政治を握っています。安倍政権長いですよね。安倍さんの顔もそろそろ見飽きてきました…。この間、森友・加計問題をはじめ、官僚や大臣の失言問題など不祥事は後を絶ちませんでした。

 

ではなぜ安倍さんは政権を維持することができたのか。それはやはり経済界が安倍さんを指示したからではないかと思います。アベノミクスは今後に大きな懸念を残しながらも一定の成果を上げています。そして、その恩恵は企業や株を持つ富裕層に流れているのです。

 

まあ国民の8~9割の人が富裕層でこの恩恵に預かっていると言うのであれば文句は言いません。残りの1割の人を救えばいいんです。しかし、現実は違います。大きな恩恵を受けたのは、せいぜい3割くらいではないですか?

 

安倍さんは民主党政権以来、迷走していた政治に一定の方向性を与え、景気も回復させました。しかし、どれも場当たり的で根本からの解決になっていないのです。政治家は10年後、20年後を見据えて、たとえ国民の反対を受けても、耳が痛い政策を実行していかなければいけないのではないでしょうか?まあ言うのは簡単ですけどね。

 

アベノミクスで景気は回復してきたと言われています。しかし、私たち労働者の給与は果たしてどれほど上がったでしょうか?結局、企業が内部留保を貯め込み、賃金よりも株の配当を重視すれば金は回らなくなるわ、経済格差は広がるわで私たちはどんどん追い込まれていくんです。

 

政治は人気取りみたいなところがあるので仕方がないかもしれませんが、今の日本の政治は年寄りと金持ちのためにあります。私たちは若者の政治を勝ち取らなければいけません。投票率が半分以下では話にならないのです。もっと声をあげましょう。炎上してもいい。議論しましょう。未来は私たちの手で作っていかないといけないのですから。